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ココ☆ナツとサンタさんが世界への突破口を開く


 ももクロ(ももいろクローバーZ)の楽曲は当然の事ながら日本語による歌唱です。日本国内においては当たり前に日本語歌唱のほうが有利ですが、海外に行くとそれはデメリットと成り得ます。

最大の問題は歌唱できないことです。逆の立場で考えてみてください。キャッチーなメロディーラインが気に入ったタイ語の楽曲があったとします。けれど、一般の日本人は歌うことはできませんよね?それと同じように、日本語曲も外国人にとっては口ずさめない楽曲なのです。

その問題を解決してくれるのがいわゆるHook(フック)です。この言葉自体はすでに『引っ掛ける』という外来語として定着しているのでニュアンスはわかると思います。

Hook自体に『際立って簡単に覚えられる音楽やフレーズ』という意味があるのですが、それをわかりやすくするために、フックミュージック(Hook Music)フックソング(Hook Song)と言ったりとします。そしてまさに、ももクロの楽曲でこれに当たるのが、『ココ☆ナツ』と『サンタさん』です。

子供にも簡単に覚えられるフレーズと歌詞であり、外国人に対しても同様のことが言えます。

これを戦略的に多用したのか偶然そうなったのか定かではありませんが、外国人にも口ずさみやすいという利点で、アジア圏でK-POPが人気を博したのも、このHookの手法を用いたからにほかなりません。

実際に、『ココ☆ナツ』のサビにいたっては、どの言語を母語にしている人でも容易に口ずさめます。ただし、多用し過ぎると『オマ馬鹿なのか!』と思われてしまうため節度が必要です。ももクロに関してはすでに2曲持っているため、増やしてもあと1・2曲といったところでしょうか。

さらに、タイに限って言うと『ココ☆ナツ』の水かけはソンクラーンを連想させて有用です。ソンクラーンとはタイの正月に行われる水かけまつりで、本来は仏教行事であり粛々と足元に水をかける祭りでした。けれども近年は『水ぶっかけバトル』となっており、国民のほとんどが水浸しになるような状況です。