タイというと未だに東南アジアの近代化が遅れたイメージのままの人が多いかもしれませんが、すでに日本の数年遅れというレベルに到達しています。そして、特にアジアの中でも発達しているのが音楽フェスです。
タイでは年に数回、大規模な音楽フェスが開かれ、それぞれが、20万人以上の観客動員を誇るほどです。主催者側と親交の深い友人によると、日本のフェスをベンチマークしているとのことです。
個人的には人が多い場所が苦手で、普段なら近距離で視聴できないライブなどには行かないのですが、一度だけフェスに行ったことがあります。ホアヒンであった『HONDA SUMMER FEST!! 2010』です。
友人のタイ人ミュージシャンが率いるグループがトリを務めるということで『行ってみたい』というと、一眼を持っていたこともあり、『お前カメラマンね!』と言われ帯同しました。
名前の通りホンダがスポンサーのフェスで、タイ国王の保養所でもあるホアヒンで開催される巨大フェスです。日本で言えば葉山でしょうか。ホアヒンは遠浅のビーチが1km以上もあるロケーションです。
実はこの会場の舞台は海の中に設置されます。観客のほとんどは海の中に入ってライブを見るという、日本ではほとんどありえないシチュエーションです。
最初の画像の場所が夜にはこんな状態です。前述のように海の中です!しかも、この時すでに午前1時過ぎでした。午後1時じゃないですよ。午前1時です。友人のバンドの演奏なんて始まったのは午前2時からという、日本ではありえない状況でした。
主催者発表では20万人が海の中にいたとのことです。このように日本とは常識の違うところですから、写真撮影も舞台上でOKと言われ面食らいました。
このロケーションで暴れるももクロちゃんを見たいでしょう?僕も見たかったですよ(泣)