GOUNN Tシャツのデーヴァナーガリー文字の意味は?間違ってない?


ももクロ(ももいろクローバーZ)の2013秋ツアー(ももいろクローバーz japan tour 2013)『GOUNN』の各グッズも発表されましたね。

色々な意味で『これ大丈夫?』というものもありました。

それについては後日言及するとして、今回はGOUNN Tシャツのデザインをチェックしてみましょう。

 

GOUNN Tシャツ

 

タイダイ風な模様ですね。けれどおそらくはプリントでしょう。タイダイと言うのは生地を糸で縛ってヒーヒー言わす・・・、ヒーヒーは言いませんね(笑)

要するに絞り染めです。タイでもよく生産されていますが、小さな工場だとドラム缶に染料を入れてぐつぐつ煮て作ります。この場合には模様が意図の縛り具合で全て変わるのですが、このTシャツはパターンが同じなのでプリントですね。

GOUNN Tシャツ

さて、GOUNN Tシャツの裏面にはデーヴァナーガリー文字が書かれていますね。数年前にネパール人の友達にレクチャーしてもらったのですが、ほとんど忘れていました。けれど、偶然にも何個か読める文字があったので見当がつきました。

今回のツアーの会場のある都市名が書かれています。けれど、このデーヴァナーガリー、誤表記のような気もします。

Tシャツに書かれた文字で検索をかけても全然ヒットしないんですよ。例えば和歌山は『वकयम』になっていますが、これだと変な検索結果が6件出るだけです。一方、母音を長音にした『वाकायामा』だと、しっかりと3940件出てきます。

「GOUNN Tシャツのデーヴァナーガリー文字の意味は?間違ってない?」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: GOUNNデザインの元ネタはこれだ!カーリー様のお通りだ! | ももクロ考
  2. かつて古代インド語(サンスクリット)を専門に学んでいたものです。
    ヒンディー語にはそれほど明るくありません。

    Tシャツに書かれている文字は確かにデーヴァナーガリー文字ですが、
    「ヒンディー語」ではなく、「サンスクリット」の表記に従ったものと考えられます。
    ※ヒンディー語とサンスクリットでは、長・短音の使い方が異なっています。

    以下の理由からサンスクリットの表記であると判断しました。
    ・新曲の名前が「GOUNN(五蘊)」という仏教用語を冠したものであること
    ・そういった仏教用語の多くはサンスクリット(あるいはパーリ語)に由来を持つこと
    (五蘊はサンスクリットでpañca skandhaと書かれ、「五つの集合体」という意味です。)
    ⇒従って、Tシャツに書かれている地名も「ヒンディー語」ではなく、
    サンスクリットの表記に則ったものと考えるのが自然です。

    ご指摘の通り明らかな誤表記もありますが、
    サンスクリットの表記に従えば、
    正しく表記されているものもあります。

    以下個別にみていきます。
    1.【和歌山】Tシャツの表記:वकयम(Tシャツ表記の発音:ヴァカヤマ)
    ⇒サンスクリットの綴りに従えば、正しいといえます。
    この表記をローマナイズすると(アルファベットに直すと)、
    “vakayama”(ヴァカヤマ)ですが、デーヴァナーガリーに”w”の音はないので(少なくともサンスクリットの表記には)、”v”で代用します。

    2.【長野】Tシャツの表記:नगने(ナガネー)
    ⇒明らかな誤りです。正しくは、नगनो(ナガノー)
    Tシャツの表記をローマナイズすると、”nagane”となります。なお、「オー」、「エー」と伸ばすのは、サンスクリットにおいて、”e”と”o”は長音扱いを受けるからです。

    3.【福岡】Tシャツの表記:हुकुवोक(フクヴォーカ)
    ⇒大体あってますが、非常に惜しいです。正しくはहुक्वोकです。
    Tシャツの表記をローマナイズすると、”hukuvoka”となります。正しい綴りは、”hukvoka”(発音ほぼ同じ)です。
    サンスクリットではai(アイ), au(アウ)以外二つの母音を重ねて使うことはできません。福岡をアルファベット表記すると”hukuoka”となり、”u”と”o”と母音が隣り合いっているため、サンディーという連声規則によって、”u”を”v”に半母音化させることで、母音が連続することを防ぎます。

    4.【岡山】Tシャツの表記:ओकयम(オーカヤマ)
    ⇒サンスクリットの表記に従えば正しいです。ローマナイズすると、”okayama”です。

    5.【松山】Tシャツの表記:मत्सुयम(マツヤマ)
    ⇒サンスクリットの表記に従えば、正しいです。ローマナイズすると、”matsuyama”です。

    6.【別府】Tシャツの表記:वे़प्पु(ヴェップ)
    ⇒正しいが、微妙。Tシャツの表記をローマナイズすると、”veppu”となります。日本語に”v”の発音はないため、”b”を用いてबेप्पु(beppu)とするのが望ましいと思います。
    ちなみに、”pp”のように子音を連続させる発音は、サンスクリットの俗語化したパーリ語には、非常に多く見られますがサンスクリットにはあまり見られません。先ほど、”e”, “o”は長母音として扱うと申し上げましたが、後ろに同じ子音が連続した場合は、つまり促音便化した場合は、音声規則上短母音として読むため、「ヴェーップ」とならず、「ヴェップ」と読みます。

    7.【徳島】Tシャツの表記:तोकुशिम(トークシマ)
    ⇒शि(shi)の表記が若干怪しいですが、正しいです。ローマナイズする”tokushima”です。

    8.【宮城】Tシャツの表記:मियगि(ミヤギ)
    ⇒サンスクリットの表記に従えば、正しいです。ローマナイズすると”miyagi”となります。

    以上です。
    おそらくGOUNNTシャツの綴りで検索してヒットしなかったのは、現在は使われていないサンスクリットの綴りで書かれていたためと思われます。

    ちなみに私はあーりん推しです。
    宜しくお願いします。

    1. 詳しくありがとうございます!
      総合的に判断すると、やはり間違っていたということになる気がします。
      現代ヒンディーのネイティブに文字を起こしてもらえば、インドのWikiの様になるでしょうし、サンスクリットの専門家に文字起こしを依頼すればkyさんの指摘するような間違いは起きないはずです。
      結論は運営に聞いてみないとわかりませんね~。

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